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14話 剣術師匠と弟子の初めての共同作業

ผู้เขียน: みみっく
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-12-10 17:24:34

「それだったら……洞窟か、作ってみるかだな。木の枝で骨組みを作って、大きな丈夫な葉を重ねればすぐにできると思うぞ。洞窟は魔物の棲みかになっていることがあるって聞いたことがあるからやめておこう。小さな洞穴だったら良いかもな」

 リーナは、ユウの想像力の豊かさと、自分が思った以上の本格的な隠れ家ができると分かると、あまりの嬉しさに、繋いだままだったユウの腕を思わずギュッと掴み、飛び跳ねるように言った。

「わぁっ。それ、どちらもステキねっ!」

 無意識のうちにユウの腕を強く掴んでしまったことに、リーナはハッと気がつき、慌てて放そうとした。しかし、せっかく掴んだユウの、温かくて逞しい腕を、こんなに簡単に離してしまうのが勿体ないという気持ちが勝った。リーナは、顔を少し赤く染めながら、そっと掴んだユウの腕に力を込め直した。

 リーナに腕を掴まれたユウは、まさか彼女がこんなにも素直に腕に抱きついてくるような形になるとは想像しておらず、内心大きなサプライズで胸が高鳴った。彼の顔は、思わず喜びでニヤけてしまいそうになるのを、必死で口元を引き締めて我慢した。

 彼は、平静を装いながら、努めて明るい声で言った。

「それじゃ、早速場所を探しに行くか! 最高の隠れ家を二人で一緒に見つけような!」

 ユウは、リーナの温かい体温を感じながら、彼女の小さな手を握り直して、森のさらに奥へと足を進め始めた。

「うんっ! 二人で一緒に……ね」

 リーナは、ユウの腕に抱きついたまま、明るい笑顔で元気に返事をした。しかし、言葉の後半は、まるで秘密を分かち合うかのように、恥ずかしそうに、だが心から嬉しそうに小さく呟いた。

 二人は、昨日休んでいた場所のさらに奥へと進むと、森が開けた場所に辿り着いた。そこは、周囲を太い木々にしっかりと囲まれており、たとえ強風が吹いても、木々が盾となって風の被害が及ばないであろう、隠れた空間だった。

 見晴らしが良く、遠くから魔物や獣が現れてもすぐに発見できるため、安全性が高かった。さらに、中央には十分なスペースが確保されており、隠れ家を作る作業はもちろん、将来的に焚き火をして調理をしたり、剣術の修業をしたりするにも最適だった。

「ここで良いんじゃないのか? 十分なスペースもあるし、明るいし……木々に囲まれてて秘密基地って感じじゃない?」

 ユウは、その場所の条件の良さに興奮し、目を輝かせながらリーナに尋ねた。

「そ、そうね……うん。最高の場所……ステキ! 気に入ったわ♪」

 リーナは、ユウの腕に顔を寄せたまま、満足そうに頷いた。彼女の透き通る青い瞳には、二人だけの特別な場所を見つけた喜びと、これからの秘密の計画への期待が満ちていた。

「それじゃ、骨組みを作る木を集めなきゃな! 獣や魔獣に気を付けて探そう」

 ユウは、隠れ家作りに胸を躍らせ、早速作業に取り掛かろうと意気込んだ。

 隠れ家の骨組みには、普通の木でも問題なく作れるが、この森には、建材としても使われる、丈夫で硬く、そしてまっすぐ伸びた木が存在する。それは決して珍しい木ではないが、丈夫な分、素人が切るのは難しいという問題があった。

 今回の隠れ家は、とりあえず雨宿りと休憩ができれば良いため、短い柱用の木が四本と、屋根に丈夫な大きな葉を掛けるための長い梁(はり)となる木が一本あれば十分だ。長い木の方も、多少丈夫であれば問題ないと、ユウは判断した。

「短いのは、そこら辺の枝で十分か……。問題は、あのまっすぐな木だなぁ。折れてるやつを探すか!」

 ユウは、太い木を自力で切り倒すのは無理だとすぐに理解し、周囲を見渡して、強風などで折れて地面に落ちている、丈夫な木材を探し始めた。リーナもその様子を、興味津々の透き通る青い瞳で見つめていた。

 ユウとリーナは、隠れ家の周りの森の中を、材料を探して歩き始めた。当然のように二人は腕を組んだまま、ユウはリーナに抱きつかれているような格好になっていた。

 お互いの柔らかな肌が触れ合っている腕を強く意識し、ユウの胸はドキドキと高鳴り続けていた。リーナもまた、ユウの体温を感じるたびに、頬をわずかに赤く染めていた。

 しばらく進むと、リーナが目を輝かせ、指を差した。彼女はユウの腕を組んだまま離そうとせず、そのままぐいっと引っ張った。

「ユウ! あの木じゃないかしら。ねえ、違う!?」

 彼女が指差した先には、骨組みに使えそうな、まっすぐで短めの枝が落ちていた。ユウは、リーナが自分から腕を離さないでいてくれるという事実に気づき、内心で喜びが込み上げてくるのを感じた。

「ちょっと違うけど、十分に使えるな。確保しておこっか」

 ユウはそう言うと、組んだままの腕の温もりを感じながら、リーナが見つけた木の枝を拾い上げた。二人の冒険は、少しずつ、二人だけの特別な思い出を積み重ねていた。

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